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標準的な手術

肺は左側が2つに右側が3つのブロックに分かれています。末梢型肺がんの手術では、がん細胞のある肺葉をブロックごと取り除く肺葉切除術が最も標準な治療法です。
つまり肺の1部分をまるごと切り離すというもの。これが最も安全かつ確実な方法なのです。
肺葉切除術は胸を10〜15cmほど切開して、肋骨の間から胸腔鏡を入れて肺の中のがん細胞を確認します。
その胸腔鏡で映し出されたモニターを見ながら手術をするのですが、これは胸腔鏡補助下手術と呼んでいて、最もつかわれている手術方法になっています。
切開する場所はがん細胞の発生した場所で多少は異なりますが、だいたい脇の下の肋骨の間の部分に穴を開けたりします。


もちろん肺がん手術は全身麻酔で行いますが、多少の出血は見られるものの、輸血の心配も要りません。
また入院日数もそれほど長くなく、1週間〜10日で退院できるケースがほとんどです。


最近では胸を切開をしない胸腔鏡手術というものも行われるようになってきて、これは胸に数箇所の穴を開けてそこから胸腔鏡と器具を挿入し、がん細胞に侵された肺葉を取り除くという方法です。
傷口が小さく手術跡も目立たない、回復が早い、合併症が少ないなど多くのメリットがあります。
ですが胸腔鏡手術を行うさいは医師の視野がとても狭いので、周囲の組織や血管を傷つけてしまったときに対応が遅れてしまいます。
なので肺葉切除術などに比べても少し危険性があるということを視野に入れておかなければなりません。